こんにちは、グローバルセンス採用広報の山口です!
今回はグローバルセンス(通称GS)の林さんにインタビューをしてお話を伺ってみました。
林 龍二(はやし りゅうじ)さん (35歳)
PGW事業部所属のプロゲーマー。
プレイヤーネームは「はやお」。
業務内容は、YouTubeでのゲーム配信やゲームセンターの大会参加など。
ーー林さんは、そもそもどのような経緯でゲームにのめり込むようになっていったのでしょうか?
実は、かなり小さい時からやっていて、2歳か3歳からすでにゲームをしていました。
一番古い記憶では、母親が保育園の送り迎え途中の買い物の預かり先のゲームセンターです。 おばあちゃんが経営しているゲームセンターに預かってもらっていました。
うちは家庭の中での夫婦喧嘩がまぁまぁ多かったので、そういう時はゲームの筐体が置いてある駄菓子屋やゲームセンターにもずっといました。
なんすかね~、ゲームをやっている時だけはそういう現実を忘れられたんですよね。だから、ゲーム全般はそうした原体験もあって「現実逃避」として、そういう場所で遊んでいましたね。もちろんゲーム自体が面白くて好きというのが根っこにあるわけですが…
その後、高校生になるとストリートファイターⅢ-3rd STRIKE-(通称”3rd”)にはまっていって、これが今でも人生で一番好きな格闘ゲームタイトルになっています。
3rdの何が面白いかと言えば、ブロッキングという仕組みが逆転要素を生んでいることが大きい理由になりますかね…。 この仕組みがあるからこそ、同じことをやっていても勝てないし、相手にも勝たせないっていうのがある。 そうした先が読めない面白さが自分の中にあって、一時的に離れても、少し経つとまたやりたくなるような…そんなゲームなんです。
ロールプレイングゲーム(RPG)も好きなので、次の日が休みだと夜通しレベル上げみたいなプレイをずっとしていて、ゲームばかりの高校生活でしたね。
ーーゲームの原体験、かなり印象深いですね。その後はどのような形で社会に出て、PGW事業部に関わることになったのでしょうか?
高卒でそのまま就職をして、最初は正社員でパチンコ店で働いていました。ただ、いろいろあって半年で辞めて、そのあと半年間はパチンコ店で働いていた時の貯金で遊んでいたんです。
その貯金でまず当時一番性能の良かったPCを買って、そのPCで「age of kings」というRTSゲームを一生朝から晩までCPUと対戦して合間にご飯食べて寝る、という生活をしていました。食事をとるのもめんどくさいとかでチキンラーメンをなまかじり1食だけしているような生活でした。
そんな暮らしをしている中で、貯金の残りが1,000円になった時に「さすがに働かなきゃ詰むかなぁ~」と思って、荷物ピッキングなどのアルバイトをしたり、アパレルのネットショッピングの運用手伝いをしていました。そのあとは整骨院に勤めていたりもしていて、と多種多様に働いていましたね。
ーーまた突然に整骨院で働き出しましたね(笑) これはまたどうしてだったのでしょうか?
僕はゲームの他にも、ストリートダンスも趣味でやっていて、その当時もちょこちょこやっていたんです。
そんな趣味の練習の折にダンス友達から、「ダンスが好きなら、マッサージも勉強してみたらどう?」と言われて、「たしかになぁ」と思って整骨院で働き出しました。5年くらい働いたくらいで、 その運営会社の系列でデイサービスの介護事業でもまた5年働いていたんです。
ゲームとダンスをやりながらそうして毎日働いていた時に、ツイッターで伝説さんが「プロゲーマーになる!」とツイートしたのがPGWに入る大きなきっかけとなりました。
ーーなるほど、ここからPGWに入る流れが始まったのですね~
そうなんですよね。
伝説さん(伝説のオタク)が関わるということに加え「プロゲーマーってどんなことすんの?」という好奇心から伝説さんにLINEでメッセージを送りました。
で、伝説さんの上記ツイートの1ヶ月後くらいに3rdの大きな大会があったので、その大会後に伝説さんに会ったんですよね。そうしたら今のPGW事業の僕らの現マネージャーを紹介してもらって、いろいろ話しを聞いたらやっぱりおもろそうだし、「プロゲーマーを当たり前の職業にする」というビジョンにも共感したんです。
その後は代表の工藤さんと大阪で直接話をして、その場で実際にPGW事業部へ入ることを決めました。
ーー実際に工藤さんに会った時の印象はどうでしたか?
正直なところ「お、見た目チャラいけど大丈夫かな?」って思いました(笑)
ただ、 実際に話が始まると、ものすごく真面目な方で、工藤さんが持っている熱意や思想は言葉でしっかり説明していただけました。そういうギャップのある人なのがまた魅力的な方です。
話の中身としては、「正社員」という扱いになるのが1番驚きで共感を持った点でした。プロゲーマーはスポンサードという形が一般的ですが、それだと安定しないので生活は正直厳しいんですよ。 僕は妻帯者なので、スポンサードでのプロという生き方はさすがに挑戦できなくて。
大きなスポンサーがついていると確かに金額が大きいけれど、それも一回切られたらすぐに終了ですし、いつ切られるかも分からない。契約社員みたいなイメージが一般的には近いかもしれませんが、プロゲーマーはものすごくリスキーな働き方だと感じてしまうんですよね。
だからこそ「安心してゲーマーとして働ける世界を創りたい」「子どもがプロゲーマーを目指すことが許される社会を創りたいから」「だからゲームをすることが仕事の正社員を生み出す」というスタンスと思想をひっくるめて『おもろそう』と感じました。
それと、 今の自分の表現スタイルを変えなくても大丈夫と言ってくれたのも大きかったです。
僕は 「他のゲームももちろんやるけど、3rdは今までずっとやってきたゲームなので、例えばストリートファイターVなど他のゲームをやるために3rdを切ることはしたくはない」と工藤さんに伝えたら、「全然つづけてOKだよ」と言っていただけたんです。
その他にも僕は面白いことが好きなので変な行動を取ることも多く、ふんどし一丁でいることもあれば、倒立を部屋でやっていることもあるのですが、「そういうけったいな事も普段通りのはやお」というところで認めてくださっていて。
プロゲーマーであることもそうなんですけど、「自分らしくいられる」ことを大事にしてもらえているのをGSにいると強く感じますね。
ビジネス上の挨拶は、大会の決勝よりも緊張したかもしれません(笑)
ーー実際に入社してみていかがですか?
正社員になるにあたって、社会人1年目のビジネスマナー研修を受けてみてビックリしました。
ビジネスマナーの本を読破した上で、出来ていること出来ていないことをチェックするということがあったのですが、僕も伝説さん同様に今まできっちりとこうした一般常識の部分を学べていなかったんですよね。ゲームだけでなく、これから会社付き合いや人付き合いを沢山していくので、こうした基礎の部分から鍛えてもらえるのはとてもありがたいです。
実際に工藤さんやマネージャーと他のプロ団体や企業様へ挨拶まわりに行ったのですが、 ゲームの全国大会の決勝よりも緊張しました…(笑)
ゲームの大会なら自分のHP(ヒットポイント)が減るだけなんですけど、こっちはミスがあると会社のHPも減るので、すごく気を遣いますね。最初は商談中も「誰かがお水を飲んだら飲む」みたいなものをカウンター狙いのプレイのようにやっていました(笑)。姿勢もいつも以上に正しく、座位姿勢がテトリスの「Z」を縦に起こしたみたいな姿勢になってましたね。
ーー会社のHP…はやおさんらしい捉え方ですね(笑) 他にはカルチャー面などはどうでしたか?
あとはこの会社の「フレンドリーさ」ですね。事業部間の壁を感じない。 業務内容はバラバラだけど、ここのオフィスに集まっている時に事業部関係なくゲームとかストレッチとかの話になったりするので、みんなと気軽に話せるのが嬉しいです。
「ココ飲み」などのメンバー自身が立てる交流イベントも色々あるし、かといってコミュニケーションの場が多くても「でなアカンで!」という強制参加ではないので、その距離感も居心地がいいですね。
入社前と後のギャップがあるとしたら、外部の方も混ざって飲み会をしたりすることも頻繁にあるので「え、会社ってこんなにオープンなもんなん?」という良いギャップ。他はもう聞いていた通りの感じなので、スッと馴染むことができました。
「面白い!」を他の人へどんどん感染させたい。
ーー会社の中でのこれからのビジョンはありますか?
目標は「面白いことをやり続ける」です。
今はPGW事業部で格闘ゲームメインで動いているけど、他のジャンルもやって行きたいんですよ。僕は音楽ゲームなどもやっているので、例えばリズムゲームなども配信でやっておもろいの幅を広げていきたい。
それと、僕は「感情は感染する」と思っているので、どうせ感染するなら「楽しい」が感染してほしい。 だからまず自分がその感染源になりたいなと思うので、大会にコスプレした状態で出場などもしたいし、実際に12〜13年前にあった「闘劇」というゲーム大会ではプリキュアの格好をして出場したこともありますね。
僕個人としてはPGW事業部の「はやお」というプロゲーマーとしていろんな活動をしていくけど、それをもっと広めていけるような形でやっていきたいし、PGW側にもきちんと利益につながるようにやっていけるように尽力します。
伝説さんもインタビューで言っていたように、僕らがやっている物事や、それに向き合うスタンスにいろいろ感じて欲しいんです。 自分が遊んでいる面白いものが他の人にも自然と広がっていくのがええかな~と思ってますね。
今のプロゲーマーは「うわ、うまい!」というプレイをする人が多いですが、自分は一緒に騒いで面白がれる人を増やしたい気持ちのほうが大きいです。 プロの精鋭を増やすというよりも楽しめる人の母数を増やすイメージと言えば分かりやすいですかね?
そして、工藤さんが常々口にしているように「子どもの職業の選択肢として”プロゲーマー”をやりたいと言える社会」へ繋げていけるようにしていきたいです。
プロゲーマーになりたい子どもが自分の夢を通すための最初の難関が「その子の親」になると思うので、親御さんの心配や悩みをクリアできるような事例として、自分や他のプロゲーマー2人の生き様を見せていけたらなと思います。
ーーありがとうございます。今後ぜひGSへ来て欲しい方の特徴を教えていただけますか?
PGW事業部の募集は現在していないので、GS全体でこういう人が合うかなぁっていうお話をしますね。
まず、事業部関係なくGSへの入社を考える場合の大前提として、僕が考えるのは「会社の雰囲気に合うか合わないか」がとても大切です。
合わないなら我慢せずに伝えて、スッと離れるのが本質的にはお互いのためなので。
そこから先でいくと「面白い人」や「ネガティブを引きずり過ぎない人」。
感情は感染するといった話を先ほどしたかと思うのですが、マイナスな感情を感染させる人はちょっと合わないかなと思っています。もちろん人間に完璧な人はいないので、不機嫌な顔をするのはいいんですけど「ちゃんとそれは自分自身での処理や、周りの人に相談して解決してね」って思うんですよね。
そういうネガティブなところでの感染パンデミックはGSには不要だなぁと… 。
ーーなるほど。それでは最後に、これからグローバルセンスに応募してみたいと思う方へ一言お願いします!
社長、見た目チャラいです(笑)
とは言ってもツイッターアイコンで事前にわかるので大丈夫か…。
僕のインタビューや、他の方のインタビューを読んでGSに合うと思ったら、まずはイベントからでも気軽に遊びに来てください~
GSの「フレンドリーで誰でもスッとすぐに溶け込める雰囲気」は体験しないと分かりませんので~
ーー林さん、ありがとうございました!
以上、林さんへのインタビューでした。お忙しい中、インタビューを快く引き受けて頂きありがとうございました!
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