今回はグローバルセンス(通称GS)の丸山さんにインタビューをしてお話を伺ってみました。
丸山 健二(まるやま けんじ)さん (35歳)
PGW事業部所属のプロゲーマー。
プレイヤーネームは「レン」。
物心ついた時から、根っからのゲーマーだった。
ーー丸山さんはPGW事業部のプロゲーマーですが、昔からゲームが好きなのでしょうか?
そうですね、3歳か4歳で「ストリートファイター」という格闘ゲームをやっていたのは記憶しているので、もう小さな頃からの筋金入りゲーマーでした。
初めてゲームをやったのはファミコンなのですが、兄がファミコンのソフトをたくさん持っていた環境が大きかったと思います。
「アイスクライマー」や「ドラクエ」などを昔からやっていて小学生になってから、カプコンさんの経営しているゲームセンターに入り浸っていました(笑)
かといって、外で遊ぶのが嫌いかというとそんなこともなくて、ゲーム感覚でバスケなどのスポーツもやっていて。
中学校では卓球部だったんですけど、たまたま強豪校だったのもあって関東大会まで行ったりとかしているんです。
「人と人との本気のぶつかり合い」はインドアでもアウトドアでもゲームとしては同じなので、そこに惹かれていたのだと思います。
ーー丸山さんにとってのゲームの醍醐味は何でしょうか?
やはり「感情の共有ができること」でしょうか。
昔、「バーチャロンフォース」「ガンダムVSジオン」のこの2つのタイトルがゲームセンターに出た時は本当に衝撃だったんですよ。
今でこそ増えましたが、ゲームセンターの中で2vs2というチーム戦ができるゲームは初めてで。
1人だけで今まではゲームを勝てていたのが、2人の息が合わないとほとんど勝てないと知った時はもう「なんだこれは」と…。それがもう面白くて面白くて、ものすごくのめり込んで行きましたね。
戦績がカードで出るので何回プレイをしたか見えるんですけど、その回数分の200円を死ぬほどつぎ込んだことが後で分かるので、なるべくそのカードは見ないようにしていました(笑)
別の切り口で言えば、「ファイナルファンタジーⅪ」のオンラインゲームも非常に自分にとって革新的でした。
オンラインゲームだから誰だかわからない人と冒険を家にいながらするというのが衝撃で。
誰も知らないのに気持ちがシェアできるんですよね。こんなことはあの時代まだまだ体験としてなかったし、オフ会という文化もでき始めた頃だったのでリアルに会う喜びも異常に大きかったです。
あの人会ったことないけどチャットのやり取りの感じを知っているから、昔からの知り合いみたいみたいに自然と仲良くなれる感じがたまらなくて。
それに実は僕、チャットもPCもからっきしで人差し指でタイピングしてたレベルの人間なんですけど、ゲームのためにそこからタイピングも学んでできるようになったんですよ(笑)。
ゲーム1つでこれだけ世界が広がった事を考えるとやっぱりゲームは自分の人生で外せない要素の1つです。
「プロゲーマー」という職業を、一般的な職業にしたい。
ーーGSに入社されたきっかけは何だったのでしょうか?
元々は、ゲーマーでありながらもゲーム制作会社に勤めていたんです。格闘ゲームのゲームバランスを見たり、カードゲームを制作したりとやはり働くときもゲームを中心に働いていました。
普通に働いていて、ふとした時に格闘ゲーム界隈で知らない人の少ない「伝説のオタク」こと伝タクさんが「プロゲーマーになろうと思う。けど、1人じゃ足りないので仲間を募集している」というツイートをしたんですね。
実はとある格闘ゲームの大会決勝で彼とは一度戦った仲で知り合いだったので、「面白そうだから会いたい」と思ってDMをして会いに行ったら、GSの代表の工藤さんがいたんですよね。
「過去にプロゲーマーとしてご飯を食べていけずに蒸発してしまった友人の姿を見て、プロゲーマーを絶対に正社員として雇用して職業として成り立たせたい」という工藤さんの強い原体験から来る想いに加え、僕ら自身がプロゲーマーとして食べていくことができない現状を誰よりも知っていたので、今回入社をするに至りました。
プロゲーマーは、年間スポンサー契約を普通はしているのですが大体が1年間契約なので働くにしては不安定な職業なんです。
トップのトップは何年間も契約できることがありますが、ほんの一握り。
だからこそ、今回のPGW事業をやろうと言い出した工藤さんの存在には本当にびっくりしました。
ーー今までない働き方ですもんね。ゲーマー本人としてはお話を聞いていてかなり思うことがあったのではないでしょうか。
実は日本勢はどのゲームも世界的に見ると強いんですよ。でも、さっきのスポンサー契約の短さがあるからゲームがものすごく上手なのに飯が食えない人が多いからそれだと生きていけない。
それでも、みんなに夢を与えるエンターテイナーとして「プロゲーマー」が1つの職業として確立できればと僕も思っていて、それを工藤さんはやりたいと言い出してそれが成功するまでの戦略や戦術も考えていた。
想いだけの人は多いとは思いますが、そうではなくきちんとそれを達成するための道筋をこの人は論理的に思考している点で他の人は違うなと感じました。
子どもっぽいところがあるけれど、それがアツさとしてありながら論理的にどうビジネスとしてお金を作っていくかも考えているから人として強く信頼できたんですよね。
そして、最後に工藤さんが「自分たちのような会社が日本に増えればいいと思う」と言っていたのが決め手でした。
「自分が頑張ってやってみて成功したことを公開することが大事。それをみんながマネしてくれたら日本は大きく変わると思っている」と聞いて、自社の利益だけでなくて本気で日本に大きな変化をもたらそうとしているのだなと感じました。
で、それを聞いた時に「俺、手伝えそうだな。いや、むしろ手伝わせてください。」と話し合いの最後の時には僕の方からお願いしますと口にしていて。
何よりも伝タクさんもいることだし、この信頼できる仲間とやり遂げたいなと強く感じたんですよね。
事業部が別とは思えないほどに全社的に仲がいい。
ーー実際に入社してみていかがですか?
「ファミリー感」がめちゃめちゃあります。
工藤さんも含めてみんなゲームをすごく詳しいわけではないし、なんなら興味のない人もいるのですが、そうした人でもめっちゃめちゃ僕らに対して優しいんですよ。
そもそも存在していたIT事業部とPGW事業部仕事は全然違うし、それぞれ業務上では繋がりはないのですが、「君らも自分たちのファミリーだよ」という形で温かく受け入れてくれるのは入社してから感じた良いギャップですね。
例えば、ランチも別の事業部のメンバーと一緒に食べる機会が多くあったりしていて。
それも工藤さんが「みんな仲間だからさ、みんなでご飯食べようよ」と言ってくださったところからなんですよね。
事業部がバラバラでもGSの風土は守り続けようと考えていたのだと思うのですが、工藤さんはこうした何気ない1つ1つの言葉や行動にも理由がはっきりしていて、しかもその効果がしっかり出てるから、僕含めメンバーはもともと信頼しているけれど、より工藤さんを日に日に強く信頼するなっているように思います。
ーーやはり工藤さんから学ぶことはとても大きいのですね。
PGWの事業部がプロゲーマーをしているという広報をした時の工藤さんの本気度や自ら関わっていこうというスタンスを改めて感じられたのは大きかったです。
「社長だから他の人に任せよう」というのが普通だと思っていましたが、工藤さんはそうではなく自ら率先して動いて、しかも何か新しいことをする際にはみんなに相談してその上で進めるんですよ。
「こういう人がいるからみんなが楽しくやっているんだろうな」と感じましたし、工藤さんの熱意や行動力は半端じゃないなと心から感じました。
入社からまだ3週間しか経っていませんが「GSに来て良かったな」とすでに強く思っています。
カルチャー面でも、普通は入社したら「思っていたのと違うな」と思うことが1つや2つはあるはずが、それがなかったのも驚きで。
たとえ何か困ったことがあったとしても、工藤さんは「気になることがあったら全て相談して欲しい」と常に言ってくれるので、安心感が違うんですよね。
もはや、工藤さんと出会ったこと自体が学びどころか人生でのターニングポイントだったのかもしれません。
プロゲーマーの認知を同じ志の仲間と共に広げたい。
ーー会社の中でのこれからのビジョンはありますか?
自分の中で思っているのは、「まずプロゲーマーとして世間に知ってもらえるようになりたい」ということです。
それは格闘ゲーマー界隈だけでなく、それ以外の人にも認知されたいということです。
僕もプロなので大会に出て試合をやっていると勝ったり負けたりしますけど、その時の勝った負けたという瞬間瞬間の切り取りではなく「プロゲーマー」という職業として深く世間に理解してもらい、その結果として工藤さんの目指している目標に近づけられたらなと考えています。
ーーありがとうございます。そうしたビジョンを達成するにあたり、PGW事業部に今後ぜひ来て欲しいゲーマーの特徴を教えていただけますか?
PGW事業部自体は発足したばかりでまだ次のプロゲーマーの募集は現在していないのですが、今後もし募集が始まったら…というつもりでお話しますね。
PGW事業部へ来て欲しい人は純粋に「ゲームが好きで面白い人」。もちろん、”プロ”なので僕らのような腕前であることは前提条件です。
反対に、自分よがりな人は厳しいかもしれません。工藤さんの思想にも合わないし、自分だけ勝てればいいという人だときつい。
みんなと仲良くして欲しいし、この文化をみんなで作っていきたいんですよね。
ーーありがとうございます。それでは最後に、これからグローバルセンスに応募してみたいと思う方へ一言お願いします!
ゲーマー関連の人からすると、ゲームがお仕事だというのはかなり輝いているように見えるかもしれません。
先ほどもお伝えしたように、今はプロゲーマーの募集はしていませんが今後募集を行われることがあった際は、相当シビアにゲームの腕前は見られますので、その点は覚悟を決めてから門を叩いてください。
もちろん単純にグローバルセンスという会社に興味がある!という方がいらしたら、ぜひ一度ココ飲みのようなGSの社内イベントにふらっと遊びに来ていただきたいです。
ーー丸山さん、ありがとうございました!
以上、丸山さんへのインタビューでした。
お忙しい中、インタビューを快く引き受けて頂きありがとうございました!
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